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気づきと対話の中から | コーチング,NLP,ファシリテーションetc

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カテゴリ:ブリーフ・セラピー( 12 )

システムズ・アプローチ

今日は、日本ソリューショントーク協会&ブリーフ・セラピー研究会の合同主催:
吉川悟先生の「システムの診断から介入の下地作りまで」に参加してきました。

「情報収集」をどのようにおこない、どのように仮説を立て、介入の下地をどのように作るか、というビッグな広範囲な課題に向かうチャレンジングな一日でした。

問題のシステムが内包しているコミュニケーション・パタンを見いだすために、「相互作用」を聞く、ということがどういうことかを演習を通じて理解することができました。

先生が演習中の私たちにストップをかけ、度々、指摘してくれたことは、私たちは「相互作用」について全然聴いておらず、聞かなくても良い要らない情報ばかり聴いているという指摘でした。

クライアントが発している感情や想い、考えなどは、相互作用ではなく、要らない情報であるという指摘は新鮮でした。

20頁ほど残っていたノートを持っていったのですが、書き足らず、配布資料の裏にまで先生の言葉をmemoし続けました。

防備録の意味でノートから、いくつかの言葉を書き出します。何かしかの刺激になれば幸いです。

■readyness  レディネス
変化のための準備を用意しないと変化は起きない。仮説をセラピストとクライアントで共有しないと介入の下地は出来ず、介入は効果を生まない。

■しんどくないところを見つけるのがシステムズ・アプローチ

■しゃべりやすいネタを拾う

■問題に近いところの相互作用を見る

■うまくいかなければ立て直す だめなものはあきらめる

■うなずき方ひとつでも反応を誘う クライアントにメッセージを伝えている そこまで意識してうなずいていますか?

■介入のために必要なことは相互作用の情報 枠組み、ラベルの言葉は要らない 

■多くの人がしゃべっていることは枠組みであり、ラベル。主観的な判断や心情。

■多くのセラピストは、先に「ラベル」を集め、わかったつもりになってしまう。

■4歳児は相互作用だけをしゃべる 起こった事実だけしか話せない 子供は枠組みを持っていない

■相互作用を拾うときは3つ以上集める 原因と結果だけで終わらせない
   原因→結果→反応(行動)
   クライアント:子供が心配で、子供に聞くんです(ひとつ目)
   セラピスト:で、お子さんは何と言いますか?
   クライアント:黙って何も言いません(ふたつ目)
   ここで終わらせない
   セラピスト:で、子供が黙ってしまったらお母さんはどうされるのですか?(3つ目)

■システム論のおいしいところ   
  金太郎アメのようにいろいろな場面で同じコミュニケーションパタンが出てくる
  どんな場面を聞いてもいい
  例えば、「以前も同じようなことがありましたか?」など

今日はこの辺で ^^
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by hangloose | 2012-03-18 23:44 | ブリーフ・セラピー

ナラティブに語ること

3/6(日)に、ブリーフ・セラピー研究会と日本ソリューショントーク協会の共催で、野口裕二先生をお招きしてナラティブ・アプローチの入門講座が開催されました。

何を理解したか、何を学んだかと言われると、ナラティブ・アプローチほど説明が難しいものはないかもしれません。

というのも、私たちが普段、他者に説明し、理解されようと願うことは、「セオリー」であって、「ナラティブ」を「セオリー」で語ることが奇妙な試みだからかもしれません。

ナラティブをセオリーで理解しようとすることに無理があるからかもしれません。

ナラティブ・アプローチは、「ナラティブ」に語ることでしか伝わっていかないだろうと感じました。

今、私の本棚を見渡してみました。

ある種類の本、例えばダイアログ系とでもいいますか、「U理論」「シンクロ二シティ」「リーダーシップとニューサイエンス」には事例が豊富に掲載されています。

事例や短い物語で伝えたいことを伝える。これがナラティブということじゃないだろうか。

このことは、昨年招聘したファシリテーションのトレーニングプログラム「Art of Hsoting」でも感じました。

参者が疑問を提示すると、ホスト側が「ちょうどわかりやすい事例を持っていますので、事例で説明してもよろしいでしょうか」と話されることが多くありました。

伝えたい重要なことは、物語かメタファーで話されていました。


ナラティブは、ナラティブでしか伝えようのないものをナラティブに伝えてこそナラティブだと思います。


さて、当日のメモを読み返して、気になった言葉を以下に並べてみました。

o 起こった出来事を時間軸上に並べたものがナラティブ。その中にストーリーがある。

o ナラティブは個別的、意外性。

o セオリーは、要素間の一般的関係を示すもの。一般的、法則性

o 現実はナラティブとセオリーの組み合わせとして成り立っている。

o ナラティブは現象を要素に分解するのではなく、物語のからまりあいとして理解する。

o ナラティブは、 問題を内在化する言説(セオリー)の支配から脱出することを助ける。

o 原因探しから新しい現実を作りだすのに物語(ナラティブ)が機能する。

o お決まりの人生物語でなく、自分固有の人生物語をプロデュースすることが求められる時代、しかも、その作業に終りはない。

o ひとは「物語」を生きる存在である。

o「物語」が見えない時、人は苦しみ、方向感覚を失う。

o「物語」によって人は希望を見出し、「物語」によって人は鼓舞される。

o 組織もまた固有の「物語」を持つ。

o「個人の物語」と「組織の物語」がシンクロすると大きな力を発揮する。

o システムが良くなっても組織が良くなっていかないとしたら、それはナラティブが欠けているからか?

o 人の物語を聞くと、「そういえば・・・・」と忘れていたことを思い出させてくれる。それは生きる力を広げてくれる。それがナラティブの力。

o 自分の一番大事なことを誰かに伝えようとしたら、それはどんな物語になるか?

o 人をみるときに物語としての違いをみるとどうだろうか?


演習では、4,5人のグループに別れ、以下のテーマでひとりひとりの物語を語り合いました。


    「今、自分の職場でよく語られる物語はどういう物語か?」

これは不思議な時間でした。

いろいろな会社のいろいろな話を聞くことはあるのですが、

「物語」に意識を向けたからか、とてもそれぞれ引き込まれる内容でした。

人間ドラマがそこにあり、さまざまな人の人生がそこにありました。

だれもがかけがえのない人生という時を過ごしていることを感じました。


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by hangloose | 2011-03-12 23:10 | ブリーフ・セラピー

小森泰永先生 ナラティブ・セラピー


ブリーフ・セラピー研究会とソリューション・トーク協会の共催で本日行われた
小森泰永先生の「ナラティブ・セラピー」講演を聴きに行った。

先生のお話は2度目。

前回は、マイケル・ホワイトが亡くなられてそれほど月日が経っていないころだったか。
マイケル・ホワイトへの追悼文のコピーを配布してくださった記憶がある。
また、その味わい深い追悼文を何回も読み返した記憶がある。

その追悼文の中で小森先生は「アフォーダンス afordance」という言葉を使っていて、
認知科学や情報科学の分野では聞き慣れた言葉だったのに、小森先生からこの言葉が出てきていることに驚き、また嬉しくもあった。

セラピストもまた、クライアントさんの人生をどうアフォードしていけば良いのか、が常に問われていることだろう。


「どうして私は飽き性なんでしょうか?」とのコメントから始まった講演ですが、
このように先生特有のウイットとユーモアに優しく包まれた空間でした。

1990年にMRIに行ってからもう20年。
ずっと、ナラティブ・セラピーの世界を探求されている。
飽きっぽいわけがないですよね。

私のノートのメモを整理してみる。

小森先生の言葉を正確に書き写したわけではないので、ご注意ください。


・ナラティブ・セラピーは、新しく生まれてきたものをどう共有するか、その技法。
・クライアントさんは、心が病んでいるという前提(枠組み)で見てしまう。
そこをはずしていこう。
・ナラティブは、askingが主。傾聴 listning傾聴が主ではない、

・ヒエラルキーを外して話しをするのが大事ではないか。

・面接の中にあるヒエラルキーに気づく。

・社会の中でのマージナリティ。いつ自分も加害者側にいくかもしれない。

・ソリューショニスト、ブリーフセラピストはミニマリスト、ナラティブは厚い。人生を語る
ソリューショニストっていないですよね。

・リメンバリング
   ・良循環を保護する技術。
      ・このことを聞いて驚かない人はいますか?
      ・ストーリを共有してくれる人を招いていく。

・欧米では、一定期間内に別れた人(死別、離婚etc)を忘れることが出来るのが大人だとの認識がある。
   ・日本では、忘れない、思い出すことに価値が置かれる。

・手紙の書き方、コメントの仕方
   ・他人が見ても嫌と思われない手紙にする。
   ・周りへの影響を考えながら手紙を書く。
   ・常に誰かが聞いているかのように話す。


・他に時間感覚についての考察をお聞きできた。

・次回も楽しみです。




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by hangloose | 2010-04-18 22:21 | ブリーフ・セラピー

ダブル・ディスクリプション・モデル

日曜日は すごーく久しぶりにブリーフコーチング研究会の勉強会に。

初めての会場で、都営新宿線の「浜町」でどうやっていけばいいんだろうと途方にくれていたら、iコーチとHさんとばったり。

Hさんの案内で何の苦労もなく、会場に。 ラッキー。

若島孔文先生の「ダブル・ディスクリプション・モデル」を学ぶ。

それは何?という人には、私ではうまく解説できないので、
これをどうぞ。
http://www.geocities.jp/interactionalview/familytherapy.html

ダブルは「二重」、ディスクリプションとは「記述」。

簡単に言うと、2つの方法論を組み合わせて、包括的なアプローチをしようというもの。

今回は、MRIの構造モデル(うまくいっていない悪循環を断ち切る)と、SFA(ソリューションフォーカス)の例外探し(うまくいっている例外を拾う)の組み合わせ。

実践が勝負! ということで早速30人ほどでロールプレイ。

高校1年生の男の子が夏休みを境に学校に行かなくなった。「メシ!」といったり「お金をよこせ!」といっては母に暴力を振るうようになった。中学2年生の妹と、仕事ばかりで家庭のことに感心のない父親、という事例を検討する。

男の子の役、お母さんの役、妹の役、お父さんの役とセラピスト2名でロールプレイ。他の人達はギャラリー。

途中、しばし若島先生からのアドバイスあったり、状況の解説あったり、駄洒落があったり。

だいたい、どんな家族かが浮かび上がったところで終了。

そのあと、ギャラリーとして見ていた人達だけで、どんな介入を提案するかを話し合う。

介入プランが出たところで、全体を3グループに分けて、ロールプレイをおこなった。私は第2グループのサブセラピスト。

お父さん、お母さん、男の子、妹、それぞれが迫真の演技。

我がチームの介入案は、全体話し合いの案と基本路線は同じだけど、ちょっと独自性を出して、
 「夫婦揃って社交ダンスを始めたらどうですか?」
というもの。

全体話し合いのプランは、夫婦で温泉旅行、週末に夫婦で散歩するなど。考えは同じで、母親からの息子に対する強い関係を弱め、夫婦間の関係を強めようという点。

お母さん大喜び。
息子は、「勝手にしろよ」と
お父さんは、「昔やっていたんだよ」

まあ、演習ですからハッピーエンド。

さて、夫婦そろって行ってきてください。w

我が家に帰って女房に報告。

うちも行きますかな。
 
ところで、その日ずっと気になっていたのが

当日のワークのどこにソリューション・フォーカスが入っていたのか?

ということでした。

終わってから、若島先生に聞こうと思っていたのだけど、先生はみんなの質問責めで多忙。

運営スタッフのひとりに聞きました。

「コンプリメント」がたっぷりと入っていたでしょ?

ああ、そうでした。

各グループのワークを回りながら、若島先生が言っていました。

「もっとコンプリメントして!」

「家族で相談に来たことはもう解決が始まっているんだよ。よく来たよね。」


コンプリメントについては、ここらあたりをどうぞ。


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by hangloose | 2009-10-29 07:26 | ブリーフ・セラピー

エンパワーメント


2008年の12/21(日)に、
ブリーフセラピー研究会で、吉川悟先生から
「エンパワーメント」について教わりました。

話の内容は、エンパワーメント/ジョイニング/リフレーミング/コンプリメント


お話上手な先生ですし、いっぱい話されるので、
こちらのメモも追いつかず。

それでもいくつかの言葉は、しっかりと心に刻まれたと思います。
私のアンテナに引っかかった言葉を書いてみます。

------------------------------------------------
変化は嫌われる。最初に変化した人が原因だったと思われる。
  自分は悪くない/相手が悪い
------------------------------------------------

あー。そうですね。
動いた人、変化した人が原因だったと思われると解釈すると
なぜ人は動かないのかが納得できます。

しかし、それにしても・・・・・・ おれは原因じゃないから動かないよ
というのは、「がまん大会」じゃないですかね。
がまんしているうちに、みんなゆでだこになってしまったでは
笑えない笑い話ですね。

-------------------------------------------------
・前半は黙っていることが多い。
・はずれるかもしれないことは言わない。
・主訴がわかるまでは言わない。
・相手が納得しそうにないことは言わない。
・ものさしは相手にある。
・こちらのものさしを持ち込まない。
-------------------------------------------------
吉川先生のように臨床現場に立っている人の言葉は、貴重な宝石のようです。

コーチングでも、うっかりと出てしまった一言で、クライアントさんを傷つけたり
します。

「よう、言われん。そんなこと。恐ろしくて言われんわー。」 
笑いながらの関西弁をしっかりと記憶しておきます。


二人ペアになってお互いの話を聞くワークをやりました。
ワークの後で、クライアントの方にこんな質問が与えられます。
 ・聞いて欲しかったポイントを聞いてもらえましたか?
 ・私は、聞いてもらっているという感覚を味わえましたか?
 ・聞いてもらうことで、元気が出てきましたか?

いずれも辛い点をいただきました。

うーむ、奥深し。 もっともっと修行ですね。
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by hangloose | 2008-12-29 22:43 | ブリーフ・セラピー

グリニティ・セラピー

10/26(日)は、愛知県がんセンターの小森康永先生から
ナラティブ・セラピーについてのお話を聞くことが出来た。

ブリーフ・セラピー、ナラティブセラピーの発祥の地である
MRIへ留学していた先生から聞く言葉は文献の言葉からだけでは
感じ取れない「心」のようなものを感じることが出来た。

ナラティブセラピーはミニマムなものと言う。
何が良いセラピーか?
良い治療をたくさんする人か?
最悪のケースでもある程度の成果を確実に出せる人か?
ナラティブは後者だと言う。
ミニマムを大切にすると言う。
だから、マイケルホワイトらは、手順書やマニュアルは
作らないらしい。

小森先生に聞いてみた。
マイケルホワイトがナラティブセラピーという言葉を止めて
ナラティブプラクティスと言い出した背景は何なのかと。
セラピーという言葉には治療的イメージがある。
治療ではないんだと。
プラクティスという言葉で対等性を意味しているという。

外在化という方法でマイケルホワイトがやったのは、
問題が問題であって、その人が問題ではないということ。

ナラティブは、患者らのコミュニティを大切にするという。
ナラティブは、手紙を大切にするという。

先生から、ディグニティ・セラピー(尊厳のセラピー)について
教わった。
カナダのChochinov博士の提唱する活動で、末期患者が、
自分のことについて周りの人に憶えていて欲しいことを
言い残す活動と言う。

9つの質問を患者に問い、その回答を録音し、文章に記録する活動
と言う。

尊厳とは、見え方(Appearance)の問題であって、
本人が見られたいように見てあげることが大事だと言う。

その人が心の中に持っているけれどもなかなか言い出せない言葉を
紡ぎ出すことにかけての訓練を日々しているコーチとして、
微力ながら、このような活動をサポートしていけたらとなと思った
日でした。

ディグニティ・セラピーについては、小森先生のHPで紹介されています。
http://www.pref.aichi.jp/cancer-center/200/235/70_dignity-therapy/index.html
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by hangloose | 2008-10-30 07:40 | ブリーフ・セラピー

システムズ・アプローチ

4/27(日)東豊先生のセミナーを受講した。

お話は、家族療法のこと。そして、システムズ・アプローチのこと。

以下は、先生がおっしゃったことと言うよりも、
自分が刺激を受けて、想起した言葉達。
もしくは、今、噛みしめている言葉達。

まずは仮説を立て、システムを変えてみる。
そこから何が立ち現れてくるかは予期できない。

責任はある。逃げないこと。

問題を解決しようとはしない。

システムを変えることで、問題を解消させる。
システムを変えることで、変化を作る。

問題となっている今のシステムは
どこか、居心地がいいシステム。
NLP的に言えば「肯定的意図」があるのだろう。

そういったなじんだシステムを変えるのは大変かもしれない。

昔、伊藤守氏があるところで言った言葉を思い出す。

「フランス人は、人を変えることはできないけれど、その人との関係は変えることは出来ると言います。」

その人を変えようとはせずに、その人と私の関係を変えてみる。
この言葉を聞いた時は、個を大切にするフランスならではの発想かなと思った。

今思うと、システム的なアプローチと捉えてもおもしろそうだ。

私とその人との距離を変えたり、
私とその人とのコミュニケーション頻度を変えてみたり。
私とその人の間に誰かを招き入れたり。

問題を解決しようとしないで、システムを変えてみようと思うと、
いろいろな発想が生まれてきそうだ。

たとえば、家庭や職場での席替えもそれにあたるのではないか?
女性が髪の毛をショートにしたり、カーテンを変えたりするのも、
システムチェンジになると思う。

システムという言葉をもっと柔らかに、もっと日常の中で考えてみたい。


さあ 、明日、会社で席替えの提案をしてみようかな。 ^^
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by hangloose | 2008-05-08 23:43 | ブリーフ・セラピー

どんな風に話を聞いて欲しいですか? の実習

先週は、ブリーフセラピー研究会に参加し、白木孝二先生から、ソリューション・フォーカスについていろいろと学びました。
題名が「Post-Solution-Focused Approach InsooとSteveから私が受け継いだこと 」となっており、彼らが始めたソリューション・フォーカス・アプローチをそのまま紹介するのではなくて、そこから白木先生が発展させた独自の世界があったように受け取りました。

その中で、こんな実習がありました。2人ペアになって、相手(クライアント役)にこう聞きます。

「どんな風に話したいですか? どんな風に話しを聞いて欲しいですか?」

これを、延々と15分やりました。

椅子の位置、顔の角度、視線、お互いの距離、あいずちの多さ、承認はどの程度入ったほうが良いか、etc

更に、こんな質問も織り交ぜます。

「そのように話せたら、どんな気分になるのですか?」
「そのように聞いてもらうということは、どのような意味・価値があるのですか?」

出てきます。出てきます。いっぱいネタは出てきました。

そして、あー こういうことをクライアントさんと全然確認してなかったなと痛烈に思い知らされました。

これまでのはんぐの経験でも、いろいろな人がいました。

「はんぐさん 承認はいらないよ。くすぐったいだけだから。」
「はんぐさんに 名前を呼ばれるだけで、承認された気分になる。
名前を呼ばれるっていいなー。」
「承認は要りません。背中をどんと押してください。ちゃんとしなさいと叱ってください。」
などなど。

実習で私が言ったことは
・考えるリズムがゆっくりだから、焦らせないで欲しい。
・思いつきを口に出して、それはあとで訂正するだろうから、出てきた言葉をすぐに拾ってネタにしないで欲しい。
・チャンクが大きいから、具体的にかみ砕いた考えを促す質問をして欲しい。
・適度に、承認を入れて欲しい。そこでちょっと自分にOKを出したい。
などなど。

コーチングのオリエンテーションでは、そのテーマや進め方について聞いていますが、私がどんな聞き方をすればいいかを聞くことはありませんでした。これからは、きっちりと聞きますね。

おもしろいのは、その「話し方、聞き方」を入り口に語ってもらうだけで、話しはするすると展開をしていき、どんどんとクライアントさんが自分のことを語り始めるということでした。
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by hangloose | 2007-11-23 11:46 | ブリーフ・セラピー

ツイン・リフレクティング

先週、日本コーチ協会の東京チャプタの勉強会で
インタラクティブ&リフレクティングアプローチ協会
三澤文紀先生と岡野洋美コーチの指導の元、
ツイン・リフレクティングプロセスを体験させていただきました。
それも、コーチ役で!!

リフレクティングプロセス(伝え返し)とは、
家族療法家のトム・アンデルセンが開発した手法で、
通常は1人対1人の閉じたセラピー空間に、傍聴するチームを招き入れるもので、
通常の面接を行なったあとで、
その面接を傍聴していた人々がその面接で感じたことや思ったことを
まるで井戸端会議のように話し合い、
その彼らの会話を刺激にして
セラピストとクライアントは自分達の面談を継続するというもの。

ツイン・リフレクティングとは、、そのチームをふたつにするもので、
チームA クライアントを観察し、彼/彼女について感じたことをリフレクトするチーム
チームB セラピストを観察し、彼/彼女について感じたことをリフレクトするチーム
の2チームで面談を聞きます。

今回はセラピストではなく、コーチによるコーチング。

私の経験した時の手順は
1)コーチング    15分
2)クライアントチームが、クライアントについてリフレクティングする  5分
   コーチもクライアントもこれを聞いている 彼らの会話には参加できない
3)クライアントが部屋を出る    ひとり静かになれるところで考えている
4)コーチのコーチングについてリフレクティングする   5分
   コーチは聞いている   クライアントはいない 彼らの会話には参加できない
5)クライアントが戻る
を1セットとして、これを2回おこなった。
そして最後に、締めの5分間コーチング。

やる前は、自分のコーチングについて、随分キツイフィードバックが来るのだろうなあ、
やだなあ、気が重いなとも思ったけど、それは嬉しい誤算だった。

多少、耳に痛いことも聞こえてはくるけれども、それは自然に受け入れられるものだった。

それは、リフレクティングのルールに
「自信なさげに言う」
というのがあって、
「・・・・・かもしれません」
「あまり自信ないんですが・・・・・・したらまた違った展開があったかもしれません」
「コーチがあえて・・・・・の道に進まなかったのはどのような判断があったのでしょう」
など、穏やかな言い方を心がけていることが良い作用をしていると思う。

また、リフレクティングしている彼らチームの雑談を聞くことは出来ても、
決して彼らに話しかけることは出来ないというルールが
上手にリフレクティングチームと面接側との距離感を作っていた。

だから感情的に流されることなく、自分のコーチングについて、
自分とクライアントとの関係について、考えることができた。

私のコーチングの課題がしっかりと見つかった。

ひとつは、チャンクダウンが少ないということ。
もうひとつは、感情を扱うことが少ないこと。

当面、ここをガンバリマス!!
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by hangloose | 2007-05-30 00:50 | ブリーフ・セラピー

ハーレーン・アンダーソン

ああ、 ついに憧れの人と対面してしまった。^^

ハーレーン・アンダーソン。
ポスト・モダンのセラピスト。
4/5(木)、コーチ21で急遽開かれた、ハーレーン女史のセミナーに参加できた。

言いたいこと、書きたいことはいっぱいあるけど、それはそれとして、ひとつ一番印象に残った事をシェアしたい。 ^^

それは登場の仕方.....
セミナー開始の5分前だった。
通訳の方といつの間にか会場に現れて、
参加者のひとりひとりと握手をしながら話しかけをしている。。。
とびきりの笑顔で。 ^^
50人近くいるひとりひとりとしっかりと目を合わせ、
手を合わせていた。 ^^

ああ これが彼女がよく言っている「会話に招き入れる」と言うことなんだなと感じた。

ああ これが「対等に相手と接する」ということなんだなと感じた。

私もいつかやってみたい。

私のセミナーで、始る前に、ひとりひとりと握手をしながら、
お互いに、今、ここにいる素晴らしさを感じながら、
これから起こるであろう、驚異と可能性に満ちた対話の世界に旅立つ喜びを分かちあうことを。 


^^
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by hangloose | 2007-04-21 00:40 | ブリーフ・セラピー