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システムズ・アプローチ

今日は、日本ソリューショントーク協会&ブリーフ・セラピー研究会の合同主催:
吉川悟先生の「システムの診断から介入の下地作りまで」に参加してきました。

「情報収集」をどのようにおこない、どのように仮説を立て、介入の下地をどのように作るか、というビッグな広範囲な課題に向かうチャレンジングな一日でした。

問題のシステムが内包しているコミュニケーション・パタンを見いだすために、「相互作用」を聞く、ということがどういうことかを演習を通じて理解することができました。

先生が演習中の私たちにストップをかけ、度々、指摘してくれたことは、私たちは「相互作用」について全然聴いておらず、聞かなくても良い要らない情報ばかり聴いているという指摘でした。

クライアントが発している感情や想い、考えなどは、相互作用ではなく、要らない情報であるという指摘は新鮮でした。

20頁ほど残っていたノートを持っていったのですが、書き足らず、配布資料の裏にまで先生の言葉をmemoし続けました。

防備録の意味でノートから、いくつかの言葉を書き出します。何かしかの刺激になれば幸いです。

■readyness  レディネス
変化のための準備を用意しないと変化は起きない。仮説をセラピストとクライアントで共有しないと介入の下地は出来ず、介入は効果を生まない。

■しんどくないところを見つけるのがシステムズ・アプローチ

■しゃべりやすいネタを拾う

■問題に近いところの相互作用を見る

■うまくいかなければ立て直す だめなものはあきらめる

■うなずき方ひとつでも反応を誘う クライアントにメッセージを伝えている そこまで意識してうなずいていますか?

■介入のために必要なことは相互作用の情報 枠組み、ラベルの言葉は要らない 

■多くの人がしゃべっていることは枠組みであり、ラベル。主観的な判断や心情。

■多くのセラピストは、先に「ラベル」を集め、わかったつもりになってしまう。

■4歳児は相互作用だけをしゃべる 起こった事実だけしか話せない 子供は枠組みを持っていない

■相互作用を拾うときは3つ以上集める 原因と結果だけで終わらせない
   原因→結果→反応(行動)
   クライアント:子供が心配で、子供に聞くんです(ひとつ目)
   セラピスト:で、お子さんは何と言いますか?
   クライアント:黙って何も言いません(ふたつ目)
   ここで終わらせない
   セラピスト:で、子供が黙ってしまったらお母さんはどうされるのですか?(3つ目)

■システム論のおいしいところ   
  金太郎アメのようにいろいろな場面で同じコミュニケーションパタンが出てくる
  どんな場面を聞いてもいい
  例えば、「以前も同じようなことがありましたか?」など

今日はこの辺で ^^
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by hangloose | 2012-03-18 23:44 | ブリーフ・セラピー

森先生の気質論

今日は、ブリーフ・セラピー研究会+日本ソリューショントーク協会の合同セミナー。

森俊夫先生の「気質論」。

内容は、黒沢幸子先生と展開している気質論。
クレッチマーの3気質にヒステリー気質を加えた4気質。

先生は、気質の話をする前に、釘をしっかりとさしました。

一つ目は、ミルトン・エリクソン。彼がいつも言っていたことは、人間ひとりひとり違うからそれに応じたセラピーが必要。理論から人を見てはいけないという事。

二つ目はギリシャ時代の「プロクルステスの寝台」という話。患者をベットに寝かせるが、全ての人をベットサイズに合わせてしまうという恐ろしいお医者さんの話。背が短い人は頭や足を伸ばしてしまうし、背が高かったり、太ってベットからはみ出ている人は、はみ出ている部分を切り落としてしまうという。足りない部分やはみ出ている部分がその人の個性なんだから臨床家が一番やってはいけないことと言われました。

幹が一般理論で、枝葉は理論に合わない部分、そこが人の個性だと。

そして、でもいきなり、100人それぞれに対応は難しいから、ある程度のパタン化は必要だよねとにやりと笑って、気質論に入りました。

気質は生物学的な話。遺伝子レベルが決定するもので、生涯変化しないものらしい。

パーソナリティや性格は、後天的・環境的に獲得したものらしい。

気質だけを取り扱いたくても、環境や後天的に得たものと先天的な気質とを分類出来ないので、気質の研究をしても証拠(エビデンス)がないので1920年代にクレッチマーが気質論を展開後、ほとんど発展していないらしい。

原因がわからないものは精神疾患と呼ばれ、原因がわかると身体疾患にまわされる。だから臨床家が扱うものは原因がはっきりと分からないものだらけ。そのときに気質が役に立つ(かもしれない)。

状態を見て診断することは落とし穴があることを言われた。

うつの症状だからといってうつ病とは限らない。
うつ病だったらうつになるけど、うつだからうつ病ではない。

統合失調症でもうつの症状になる。
間違えて抗うつ剤を統合失調症の人に与えたって良くはならない。

4つの気質は
 分裂気質(調子をくずすと統合失調症になるタイプ)
 循環気質(調子をくずすと躁うつ病になるタイプ)
 粘着気質(調子をくずすとてんかんを起こすタイプ)
 ヒステリー気質(調子をくずすとヒステリーを起こすタイプ)

それぞれの特徴を説明してくれました。

やっぱり、自分の気質は自分では分からないらしい。
他人に聞くしかないらしい。

関心事が自分にあるのが分裂気質。相手に感心があるのが循環気質で、粘着気質は人でなく、「モノ・コト」に関心がある。ヒステリー気質は、人と人との関係性に関心が強く、自然と人とかけひきをしてしまうタイプ。

いっぺんに複数の事が出来ないタイプは分裂気質。この人達は三角食べが出来ないらしい。循環気質はいっぺんに複数やるのが得意。

分裂気質にはエリスの論理療法がよく機能して、循環気質にはロジャース、粘着気質にはパールズやゲシュタルト療法が合うと言う。

各心理療法を始めた人の気質がその療法の強みになるという。つまり、ロジャースは循環気質であるから、循環気質の人に効く療法を考えられたと言っていた。

ヒステリー気質の説明をしていて、可笑しかった。

「わかる?」

「わかるよね」

「今の説明で納得できた人はヒステリー気質を持っている人だよ」

「分からない人はそれでいいんだよ。わかろうとしなくても」

「気質が違うからその感覚はわからないから」 

わからない人はヒステリー気質を持っていない人だと言う。わかる人は、ヒステリー気質があるからこそ理解できちゃうらしい。

ということで、まだまだメモは続くなあ。

今日はこのあたりで終わり。


では。 
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by hangloose | 2010-01-31 22:53 | セミナー

エンパワーメント


2008年の12/21(日)に、
ブリーフセラピー研究会で、吉川悟先生から
「エンパワーメント」について教わりました。

話の内容は、エンパワーメント/ジョイニング/リフレーミング/コンプリメント


お話上手な先生ですし、いっぱい話されるので、
こちらのメモも追いつかず。

それでもいくつかの言葉は、しっかりと心に刻まれたと思います。
私のアンテナに引っかかった言葉を書いてみます。

------------------------------------------------
変化は嫌われる。最初に変化した人が原因だったと思われる。
  自分は悪くない/相手が悪い
------------------------------------------------

あー。そうですね。
動いた人、変化した人が原因だったと思われると解釈すると
なぜ人は動かないのかが納得できます。

しかし、それにしても・・・・・・ おれは原因じゃないから動かないよ
というのは、「がまん大会」じゃないですかね。
がまんしているうちに、みんなゆでだこになってしまったでは
笑えない笑い話ですね。

-------------------------------------------------
・前半は黙っていることが多い。
・はずれるかもしれないことは言わない。
・主訴がわかるまでは言わない。
・相手が納得しそうにないことは言わない。
・ものさしは相手にある。
・こちらのものさしを持ち込まない。
-------------------------------------------------
吉川先生のように臨床現場に立っている人の言葉は、貴重な宝石のようです。

コーチングでも、うっかりと出てしまった一言で、クライアントさんを傷つけたり
します。

「よう、言われん。そんなこと。恐ろしくて言われんわー。」 
笑いながらの関西弁をしっかりと記憶しておきます。


二人ペアになってお互いの話を聞くワークをやりました。
ワークの後で、クライアントの方にこんな質問が与えられます。
 ・聞いて欲しかったポイントを聞いてもらえましたか?
 ・私は、聞いてもらっているという感覚を味わえましたか?
 ・聞いてもらうことで、元気が出てきましたか?

いずれも辛い点をいただきました。

うーむ、奥深し。 もっともっと修行ですね。
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by hangloose | 2008-12-29 22:43 | ブリーフ・セラピー

グリニティ・セラピー

10/26(日)は、愛知県がんセンターの小森康永先生から
ナラティブ・セラピーについてのお話を聞くことが出来た。

ブリーフ・セラピー、ナラティブセラピーの発祥の地である
MRIへ留学していた先生から聞く言葉は文献の言葉からだけでは
感じ取れない「心」のようなものを感じることが出来た。

ナラティブセラピーはミニマムなものと言う。
何が良いセラピーか?
良い治療をたくさんする人か?
最悪のケースでもある程度の成果を確実に出せる人か?
ナラティブは後者だと言う。
ミニマムを大切にすると言う。
だから、マイケルホワイトらは、手順書やマニュアルは
作らないらしい。

小森先生に聞いてみた。
マイケルホワイトがナラティブセラピーという言葉を止めて
ナラティブプラクティスと言い出した背景は何なのかと。
セラピーという言葉には治療的イメージがある。
治療ではないんだと。
プラクティスという言葉で対等性を意味しているという。

外在化という方法でマイケルホワイトがやったのは、
問題が問題であって、その人が問題ではないということ。

ナラティブは、患者らのコミュニティを大切にするという。
ナラティブは、手紙を大切にするという。

先生から、ディグニティ・セラピー(尊厳のセラピー)について
教わった。
カナダのChochinov博士の提唱する活動で、末期患者が、
自分のことについて周りの人に憶えていて欲しいことを
言い残す活動と言う。

9つの質問を患者に問い、その回答を録音し、文章に記録する活動
と言う。

尊厳とは、見え方(Appearance)の問題であって、
本人が見られたいように見てあげることが大事だと言う。

その人が心の中に持っているけれどもなかなか言い出せない言葉を
紡ぎ出すことにかけての訓練を日々しているコーチとして、
微力ながら、このような活動をサポートしていけたらとなと思った
日でした。

ディグニティ・セラピーについては、小森先生のHPで紹介されています。
http://www.pref.aichi.jp/cancer-center/200/235/70_dignity-therapy/index.html
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by hangloose | 2008-10-30 07:40 | ブリーフ・セラピー

ポスト・モダン


昔はスマートだった、はんぐさんも。。。。。

最近は首が太くなって
シャツのサイズは38-78だったのが40-78に。

そうなるとですよ。

なんと、ユニクロではサイズの合うシャツがありません。
ユニクロのMサイズだと首はOKだけど、袖が長すぎます。
Sサイズだと、袖の長さはちょうどですが、首が窮屈です。><

少しの予算で、おしゃれな気分を味わえる(?)
ユニクロって、ありがたいなーと思っていたけど、
最近は行くと悲しい気持ちに。

ああ、おれって標準じゃないのねと。
ユニクロのシャツが楽しめる人がうらやましい。
普通に生きるって、簡単じゃないですよねと。


そんなことを思っていたら、あるセミナーで
聞いた話が蘇ってきました。

効率化を求める発想は、モダンです。
そのわかりやすい例がセブンイレブンです。

売れ筋の商品だけを置いて、売れない商品は置きません。
売り場面積当たりの売上げ高を競うのがモダンの発想です。
弱肉強食の世界ともいえるかもしれません。
誰かが勝って、誰かは静かに舞台を降ります。

モダンの対極にあるのが、ポスト・モダンの哲学です。
そこには効率化はありません。勝つも負けるもありません。

どんな生き方だっていいんです。
唯一絶対の正解はありません。

モダンの発想に縛られることはありません。

どんな生き方だって素晴らしいんです。
比べたり競ったりすることに価値を置くのは止めましょう。


今、ここにいる、そのことを喜びましょう。


平均値や標準、または規格という言葉はモダンの世界。

規格外なこと、はずれ値、分散がポストモダンの世界。

分散を楽しみましょう。ばらつきを楽しみましょう。


平均がセオリー、そして理論。そして当たり前。

そこから外れたものがナラティブ、ひとりひとりの物語。ユニークさ。

聞かせてくださいね。
あなただけの物語。

遊ばせてくださいね。
あなたの世界を。
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by hangloose | 2008-05-15 00:17 | エトセトラ

システムズ・アプローチ

4/27(日)東豊先生のセミナーを受講した。

お話は、家族療法のこと。そして、システムズ・アプローチのこと。

以下は、先生がおっしゃったことと言うよりも、
自分が刺激を受けて、想起した言葉達。
もしくは、今、噛みしめている言葉達。

まずは仮説を立て、システムを変えてみる。
そこから何が立ち現れてくるかは予期できない。

責任はある。逃げないこと。

問題を解決しようとはしない。

システムを変えることで、問題を解消させる。
システムを変えることで、変化を作る。

問題となっている今のシステムは
どこか、居心地がいいシステム。
NLP的に言えば「肯定的意図」があるのだろう。

そういったなじんだシステムを変えるのは大変かもしれない。

昔、伊藤守氏があるところで言った言葉を思い出す。

「フランス人は、人を変えることはできないけれど、その人との関係は変えることは出来ると言います。」

その人を変えようとはせずに、その人と私の関係を変えてみる。
この言葉を聞いた時は、個を大切にするフランスならではの発想かなと思った。

今思うと、システム的なアプローチと捉えてもおもしろそうだ。

私とその人との距離を変えたり、
私とその人とのコミュニケーション頻度を変えてみたり。
私とその人の間に誰かを招き入れたり。

問題を解決しようとしないで、システムを変えてみようと思うと、
いろいろな発想が生まれてきそうだ。

たとえば、家庭や職場での席替えもそれにあたるのではないか?
女性が髪の毛をショートにしたり、カーテンを変えたりするのも、
システムチェンジになると思う。

システムという言葉をもっと柔らかに、もっと日常の中で考えてみたい。


さあ 、明日、会社で席替えの提案をしてみようかな。 ^^
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by hangloose | 2008-05-08 23:43 | ブリーフ・セラピー