先週の土曜日は
東京・青山で日本コーチ協会主催で
国際コーチ連盟ICFマスターコーチの
マーガレット・クリグバウム女史のセミナー。
昨年の秋に、
コーチ21の電話会議システムを使ったオンラインセミナーで彼女の声を聞いてから
ずっと気になる人。
あの時は、ジョセフ・キャンベルという神学者の詩を引用し、
コーチになろうと決心した人が、
どうやって困難を克服していくことができるようになるかを
「ヒーローの旅」というメタファを使って、
優しく、そして力強くガイドしてくれた。
また、彼女の
「クライアントと正直に関わる」というオンラインセミナーの記録は、mp3ファイルとなって、私のmp3プレイヤーの中にあり、時々歩きながら、電車の中で繰り返し、繰り返し聴いている。
そんな、マーガレットさん。
今回も素晴らしい世界を私に見せてくれた。
今回のテーマは、「マスターコーチとは何か?」
国際コーチ連盟で認定されるマスターコーチとは、どのようなコンピタンシーを持っているべきかという規範をレクチャーとコーチングデモンストレーションで示していただいた。
A5の用紙で13枚のメモ。
彼女の話がはじまったとたん、両隣の人もすごい勢いでメモをとり始めたのには笑えちゃう。
みんな、吸収欲旺盛だなあw。
メモの中から、特に感銘を受けた言葉を紹介させてください。
・マスター的なものは、コーチとクライアントの関係にある。
・コーチとクライアントには完全なパートナーシップがある。
・リーダーでもない、従うのでもない。
・クライアントのあり方、学習、創造を探究する。
・クライアントの考え方ややり方を学ぶ。 -->それを使う。
・マスタの質問はクライアントの中から出てくる。マスターの頭の中からは出てこない。
・ゴールはプロセスの一部にしか過ぎない。
・プロセスとはクライアントの開発である。
・クライアントがどうやったら自分のコーチになっていくかと関わる。
・クライアントをどこかにいかそうとはしない。
・学習と成長の目撃者でいる。
・「わたし、コーチはもういりません」という状態が喜び。
・大事なことは静かな時間の中に起きている。
(クライアントが考え込んで返事が数分間出なかったことについて)
・クライアントがどうやったら自分自身にアクセスすることができるかを考える。
・コーチはクライアントを信じてついていく。
・クライアントのコーチングについてはクライアントから学ぶ。
・クライアントをどこかにいかそうとはしない。
・大事なことは、人間性、全体を理解すること、心をつなげていきたいと思うこと。
「コーチの知りたいことを聞くのではなく、クライアントに必要なことを質問しなさい」と言ったデイビット・ロック氏や
「コーチはクライアントから学ぶ人である」といったハーレーン・アンダーソン女史など、素晴らしきコーチの言っていることが、これまでは、点、点と存在していたのだけれど、ずいぶんとつながりが実感できた日でした。
--End